古墳1万3249基 規模や形の総覧 総合調査成果 群馬県教委が刊行

上毛新聞
2017年6月2日

群馬県教委は、2012~16年度に行った古墳総合調査の成果をまとめた「県古墳総覧」を刊行した。調査で判明した1万3249基の古墳の所在地や規模、形状を一覧表にまとめたほか、分布図や調査時の写真を掲載した。
いずれもA4判の「本文・一覧表編」と「古墳分布図編」の2冊で構成し、計452ページ。書籍の一覧表に出土品や文献などの項目を加えた表が見られるCDを添付した。
700部発行し、図書館や学校、県庁県民センターなどに配った。販売は今後検討する。
調査は1935年以来、77年ぶりに実施した。38年に刊行された「上毛古墳綜覧(そうらん)」は、古墳研究の基礎資料として重宝されてきた。県教委文化財保護課は「上毛古墳綜覧の現代版であるとともに、写真や表を多用して一般の方が理解できる内容になった」としている。問い合わせは同課(027・226・4696)へ。

 

【写真】1万3249基の古墳の情報をまとめた「県古墳総覧」(県教委提供)

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