厳かに炎舞う 那須で御神火祭

下野新聞
2017年5月29日

 無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)を願う那須町湯本の伝統行事「御神火祭(ごじんかさい)」が28日夜、同所の史跡殺生石で行われた。地元住民や大勢の観光客らが見守る中、高さ約6メートルの大たいまつにともされた御神火が厳かに揺らぎながら舞い上がり、夜空を焦がした。

 噴火を繰り返す那須岳(茶臼岳)を鎮めるため、かつて那須温泉神社を詣でた住民らが御神火をともし、あがめたことが始まりとされる。

 キツネの面を付け、白装束に身を包んだ約100人のたいまつ行列は同日午後7時10分ごろ、同神社を出発。大型のたいまつで御神火を点火した後、行列参加者らが次々とたいまつを投げ入れ、高く舞い上がった炎がゆらゆらと幻想的な光を放った。また、御神火をバックに恒例の「白面金毛(はくめんきんもう)九尾狐太鼓」の演奏も披露され、勇壮な音が響き渡り祭りに花を添えた。

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