みなかみ18湯、対戦ゲームに!? 「巡礼」待ってるよ 擬人キャラ化、若年層へPR

上毛新聞
2015年9月26日

戦艦や刀剣を擬人化したキャラクターが登場するインターネットゲームが若者の間でブームとなっている。キャラクターゆかりの地には熱烈なファンが「聖地巡礼」として訪れ、新たな名所としてにぎわうケースも多い。県内でも、温泉地として有名なみなかみ町を題材にしたゲーム開発の計画が進んでおり、今後の観光客の増加に一役買いそうだ。

ゲーム化を計画するのは、ラジオ番組制作やイベントPR事業を手掛ける「コトバリスタ」(東京都)。みなかみ町に点在する18カ所の温泉を題材にしたゲームの配信に向け、ゲーム会社と調整している。
ゲームのタイトルは「泉極志(せんごくし)」で、「水上郷琥(きょうこ)」や「猿ケ京咲(さき)」など町内の温泉に由来した名前の18人の少女が戦いを繰り広げる設定となっている。来年度以降、スマートフォン向けに配信する予定だ。
昨年6月、同社の西川敏矢社長が、ラジオ番組収録でJR水上駅を訪れた際に駅前の温泉街に興味を持ち、ゲーム化を思い付いた。同10月には同社のCG(コンピューターグラフィックス)ディレクター、福士直也さんがキャラクターのデザインを完成させた。
同社はことし、同町の合併10周年記念事業の動画制作やPR戦略の委託を受けており、キャラクターを活用した多彩な情報発信を展開している。西川社長は今回のゲーム化を含め、「キャラクターが町の知名度向上に役立つよう努めたい」と意気込む。
同社の取り組みに、町まちづくり交流課は「今までと違った切り口のPR。町としても特に若い人向けの宣伝に活用したい」とし、水上温泉旅館協同組合おかみの会会長の林敦子さんは「ゲームを通してみなかみのイメージを膨らませて、実際に足を運んでもらえればうれしい」と期待する。
擬人化ゲームの先駆けとなったのは、角川ゲームス(東京都)が開発し、2013年にインターネットで配信された「艦隊これくしょん」。第二次世界大戦中の戦艦や空母を美少女に擬人化し、100隻以上のキャラクターの中から艦隊を編成して、戦闘を指揮する内容で、現在、約300万人が楽しんでいる。
ファンの中には、お気に入りのキャラクターのゆかりの地を訪れ、ブログなどで紹介する人もいる。戦艦「榛名」と関わりのある榛名神社(高崎市)も訪問したファンによって紹介されたことがある。

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