「夜間参拝」始まる 日光二社一寺

下野新聞
2017年4月30日

 ゴールデンウイーク(GW)初日の29日、県内の観光地や公園などは多くの人でにぎわった。日光市山内の世界遺産二社一寺では、JRグループの大型観光企画デスティネーションキャンペーン(DC)を来春に控えたプレDC特別企画として「夜間参拝」がスタートした。

 二社一寺の夜間参拝は年末年始を除き初めてで、5月5日まで実施。日光東照宮は表門から国宝「陽明門」までの間、徳川(とくがわ)3代将軍家光(いえみつ)の霊廟(れいびょう)で国宝の日光山輪王寺大猷院(たいゆういん)は仁王門から拝殿までの間、日光二荒山神社は拝殿や化け灯籠で、それぞれ明かりをともした。

 3月の修理完成後、初めて夜の姿が一般公開された陽明門には多くの参拝者が詰め掛けた。栃木市大平町富田、主婦長山(ながやま)みゆきさん(41)は「日没とともに美しくなった。荘厳ですね」と感じ入っていた。

 大猷院では境内の灯籠群も初めて点灯させた。散策した神戸市垂水区、主婦山西和世(やまにしかずよ)さん(59)は「清らかで美しい。日中の様子も見てみたい」と話していた。

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