群馬県内サクラ特集 (1)

上毛新聞
2017年4月11日

館林・長良神社

館林市の長良神社のソメイヨシノが7日、鮮やかに咲き、真新しいランドセルを背負った館林一小の1年生を迎えた=写真。家族に連れられた1年生は入学式を終えたばかり。人生の記念日を迎えた子どもたちは家族と共に花の下で記念撮影し、周囲には楽しそうな声がこだました。(7日午後0時50分ごろ撮影)

 

前橋公園

前橋市の前橋公園は、日中のぽかぽか陽気に誘われて約350本のソメイヨシノがほぼ満開となった。青空の下、薄紅色の花びらが美しく輝いた=写真。
大勢の家族連れが来園し、写真を撮ったり、芝生でくつろいだりして春の到来を満喫していた。夜には園内のさちの池周辺でちょうちんがともり、幻想的な景色になった。
公園を管理する市によると、天候に恵まれれば、サクラは今後4~5日程度楽しめる見込み。(7日午前11時半ごろ撮影)

 

太田・世良田東照宮

徳川氏ゆかりの世良田東照宮(太田市)でも、サクラが見頃を迎えた=写真。親子連れらは歴史的な建物を背景に写真を撮影するなど、思い思いに花見を楽しんでいる。
樹高、枝張りともに約20メートルを誇るというソメイヨシノの巨木「御神域桜」は風格がただよっている。見事な太さの胴回りも見どころだ。
境内にはサクラ約30本が植えられている。見頃は今月中旬ごろまで続く見通し。(7日午前11時20分ごろ撮影)

 

伊勢崎・華蔵寺公園


伊勢崎市の華蔵寺公園は、ソメイヨシノ約1000本が満開となった=写真。同園遊園地では、大観覧車やメリーゴーラウンドといった遊具に乗りながら花見を楽しむ来園者の歓声が響いている。
5月20日まで開かれる花まつりの期間中は、375個のちょうちんで園内をライトアップする(午後11時まで、サクラ終了後は午後9時まで)。今月中旬からは約5000本のツツジが見頃を迎える。(7日正午ごろ撮影)

 

館林・鶴生田川沿い

館林市を流れる鶴生田川両岸に並ぶ約400本のソメイヨシノが見頃を迎え、春本番を告げている=写真。
市役所南側では色とりどりのこいのぼりとサクラの競演が楽しめる。市民らが川に架かる橋の上で春色に染まった景色を眺めたり、カメラのシャッターを切ったりしていた。
市観光協会によると見頃は12日ごろまで。こいのぼりが5月7日までライトアップされており、今はサクラも照らされている。(6日午前11時ごろ撮影)

 

藤岡・ふじの咲く丘

藤岡市藤岡の花の名所「ふじの咲く丘」では、ソメイヨシノ約60本が高台をピンク色に染め上げた=写真。
サクラ並木前の芝生広場はシバザクラが開花し、散策する市民らが濃淡2色のピンクを楽しんでいる。開花状況に合わせ、9日までライトアップ(日没~午後8時)されており、週末は飲食物を販売する物産市も開催する。
今月下旬にはサクラに代わり、紫色のフジの花が主役となる。(7日午前10時50分ごろ撮影)

 

高崎公園

高崎市の高崎公園ではソメイヨシノ約70本が咲き誇る。日が落ちるとライトアップされた夜桜の下に花見客が陣取り、にぎやかに春のうたげを楽しんだ=写真。
園内には食べ物の屋台も並ぶ。隣接する高崎城址公園のお堀でもサクラが見頃となり、水面に映り込んだ花に見入ったり、写真に収めたりする人の姿が見られた。
ライトアップは午後6~10時。花の散り具合にもよるが、14日までを予定している。(7日午後6時40分ごろ撮影)

 

桐生・市民文化会館

桐生市市民文化会館のソメイヨシノは7日、満開となった。日が暮れると根元近くに設置された照明が桜を照らし、幻想的な雰囲気をつくっている=写真。
100メートルほどの小道の両脇に、桜の古木約30本が並び、薄いピンク色の花がトンネルのように続く。桐生のシンボルでもある円盤型をした同館の建物と、美しさを競い合っている。昼はお年寄りや家族連れが訪れ、和やかなひとときを過ごしていた。見頃は1週間ほど続きそう。(7日午後6時50分ごろ撮影)