水戸、19日から クリエイティブウイーク アート、グルメ…13企画

茨城新聞
2015年9月18日

水戸市内で開かれる水戸短編映像祭など13企画が連携し、19日から23日までに集中開催し、「水戸クリエイティブウイーク」として盛り上げる。水戸芸術館を中心に開く「カフェ・イン・水戸R」や「あおぞらクラフトいち」など、集客力の高いイベントも参加しており、同ウイーク事務局は「相乗効果を発揮し、期間中に2万~3万人の集客を果たしたい」と意気込む。

9月のイベント連携は、昨年に続いて2年目。今年は新規8企画が加わり規模が拡大するとともに、同ウイークを紹介する共通のパンフレットを制作し、広報を充実させている。
中心となるのは、昨年から連携に加わっている映像祭(水戸芸術館ACM劇場、19~22日)、クラフトいち(水戸芸術館広場、19、20日)、カフェ・イン・水戸R(水戸芸術館、市街地全期間)など5企画。
新規企画には、水戸観光協会による出張レンタサイクル(水戸芸術館広場、19、20日)や、みと楽横町でのライブや映画予告編酒場(全期間)などがある。天王町2丁目の「ヴィレッジ310」では、ガレージセールや劇団ACM俳優による朗読会、シードル(リンゴ酒)を楽しむガーデンをオープンさせる。「水戸劇術館から近く、西の谷公園方面とを結ぶ動線を生かしたい」と関係者は語る。
アートや映画、グルメなどさまざまな楽しみを含んでおり、「アートのイベントに参加し、まち歩きを楽しんでほしい。夜もグルメなど楽しみは尽きない」と呼び掛けている。

■短編映像祭 ゲスト多彩、招待上映
映像表現の魅力を紹介する「水戸短編映像祭」が19日から4日間、水戸市五軒町1丁目の水戸芸術館ACM劇場などで開かれる。映画監督や俳優など多彩なゲストを迎えて招待作品を上映するほか、新たな才能の発掘と育成を目的としたコンペティションを実施。計18作品を上映する。
同映像祭は今年で19回目。NPO法人シネマパンチ、同市芸術振興財団、水戸映画祭実行委が主催。19日のオープニング上映を飾るのは、鈴木洋平監督(水戸市在住)の「丸」。ニューヨークや台湾など国内外で上映されている注目作だ。
同館前広場の特設大スクリーンで「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」の無料野外上映会もある。2015年を舞台にした同作品は、日本語吹き替え版で子どもも楽しめる。
20、21の両日は、トロント国際映画祭正式出品作となるニール・ヤング監督・主演の「ヒューマン・ハイウェイ」や、全て水戸市内で撮影された冨永昌敬監督の最新作「ローリング」などを上映する。
数多くの映画監督を輩出してきたコンペティション部門は、最終日の22日。50分以内の短編作品が対象で、全国から応募があった233本の中から、ノミネート作品9本を上映。当日会場で最終審査の結果が発表される。
上映時間、料金などの問い合わせは同NPO(電)029(253)5783。

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