境内にアート調和 石岡・常陸国総社宮

茨城新聞
2017年3月28日

石岡市総社の常陸国総社宮(石崎雅比古宮司)で、県内の若手芸術家ら11人による作品展「風土(ふど)の祭り」が開かれている。総社宮は1627(寛永4)年の建立以来初めて、境内最古の建造物となる本殿の全面改修を昨年実施したばかりで、境内の厳かな雰囲気に作品が調和する。創造豊かな作品群が参拝客や観光で訪れた人々の目を楽しませている。4月8日まで。

アート展は、禰宜(ねぎ)の石崎貴比古さん(38)が、伝統継承に加え「新しい祭りの可能性」を求め同級生の彫刻家、浅野暢晴さん(37)に呼び掛け、3年前に始まった。前回(2015年夏)は8人によるグループ展となり、今回さらにその輪が広がった。

作家たちは、約1300年前の創建という神社の由来や歴史などの説明を受けてから、制作に当たった。境内の展示箇所はそれぞれが選んだ。彫刻家、田村崇さんは「千年も前の人も同じ(カエルの)鳴き声を聞いていた、と思うと幸せを感じる」と話し、カエルを表現したオブジェを展示。陶芸家、松本良太さんは、さまざまな動きを見せるタヌキの姿をモチーフに作品を仕上げた。作家たちは、参道脇や社殿内などあらゆる空間を存分に使い、心の奥底を作品に込めた。

今回、初の公募枠で参加したサユリニシヤマさん(21)は「群れるムクドリ」を写真に収め、参集殿の障子にはめ込んで作品として表現した。

ほかの出展者は、飯島渉さん(彫刻)▽郷戸一行さん(日本画)▽佐藤理絵さん(写真)▽塩野太朗さん(彫刻)▽白石綾さん(インスタレーション)▽蛭田香菜子さん(彫刻)▽古橋香さん(絵画)-。総合企画を担当した浅野さんは「私たち作家にとって、ギャラリーなど展覧会場では体験できない最高の場をいただいた。(意欲作を)生の空間と一緒に感じてほしい」と多くの来場を呼び掛ける。

期間中無休、午前9時~午後5時。入場無料。総社宮の鳥居そばにオープンした土日限定のカフェ「宮cafeMURIS」でミニ作品展も開かれている。 

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