《季節を味わう》ジャガイモ 1人暮らしの味方

上毛新聞
2017年3月18日
0316野菜ソムリエ、鎌谷さん(明和町新里)

◎野菜ソムリエ 釜谷寿史さん(41)(明和町新里)

3月から6月に出荷されるジャガイモを、「新ジャガイモ」と呼びます。温暖な沖縄県や鹿児島県など九州地方で収穫が始まり、群馬県内のスーパーでも見るようになりました。
ジャガイモは春(5~6月)と秋(9~12月)に旬があります。春先に出るものはしっとりしたメークイン系が多く、味が染みやすく煮物類に適しています。小ぶりで調理しやすいのも特徴です。
男の1人暮らしにも強い味方です。お薦めの食べ方はじゃがバター。シリコンスチーマーで2分間蒸した後、オーブントースターで5分焼いて、バターを載せれば完成です。忙しい時にはもってこいです。手軽なおつまみにもいいですね。
大学を卒業後、明和町内の漬物製造会社に就職しました。今は品質管理の部署で働いていて、大根やキュウリ、ハクサイなどを毎日のように扱います。
ジャガイモは火を通さないと食べられず、漬物はできません。しかし、1人暮らしが長く、学生の頃から重宝している野菜なので愛着があります。
入社以来、漬け上がりの仕組みなど野菜の奥深さに触れてきましたが、生産農家ら専門家には知識でかないません。野菜に関する知識を身に付けようと、2014年に野菜ソムリエの資格を取得しました。
勉強し、追求すればするほど野菜に引かれていきました。仕事にも役に立っています。これからは、食べ方の提案や魅力などを地域の人たちに伝えていきたいと思います。
【メモ】
ジャガイモを買うときは、どんな料理を作るかによって品種を選ぶといい。男爵はポテトサラダやコロッケ、メークインはカレーやシチューなど煮物に適している。明るい場所に置いておくと芽が出てしまうので、新聞紙などにくるんで暗い所で保管する。凍傷を起こすため冷蔵庫での保管は好ましくない。