縄文人の食生活紹介 取手・文化財センター

茨城新聞
2017年3月9日
170308toride

縄文人の食事は意外と豪華-。取手市吉田の埋蔵文化財センターで、企画展「貝塚を読み解く~中妻人の豊かな食卓~」が開かれている。過去の研究成果から、現在の取手地域に住んでいた人々がシカやイノシシ、ハクチョウ、イルカ、フグなどの山や海の幸をバランスよく摂取していたことが分かり、同市小文間の中妻貝塚からの出土品を展示。当時の食生活を解説している。4月23日まで。

中妻貝塚は、紀元前3000年~2000年ごろにかけての遺跡とみられ、丘陵地帯に直径150メートルほどのU字型に貝が堆積している。1892年に発見され、その後の調査で約100体の人骨が埋葬された合葬墓やさまざまな動物の骨などが見つかった。

同センターでは、2014年に企画展「中妻貝塚と101体人骨の謎」を開催。その際、人骨のコラーゲンの炭素と窒素分析から、貝塚周辺の人々が動植物をバランスよく食べていたことが分かり、今回の企画につながったという。会場には、貝塚の断面の一部を保存した実物が展示されているほか、出土した動物や魚の骨、土器などを見ることができる。

同センターの担当者は「同時代のほかの貝塚に比べ、水鳥の骨が多く見つかっている」と指摘する。ハクチョウなどの渡り鳥は、食べ物が少なくなる冬に食べていたと考えられることから、「取手地域に住んでいた人々は、ほかの地域に比べて豊かな食生活を送っていたと考えられる」と話した。

同センターでは、11日に千葉県教育庁文化財課の吉野健一氏を招いた講演会(井野公民館)を行うほか、25日には考古学講座(同センター)を予定している。月曜休館(20日は開館)。問い合わせは(電)0297(73)2010

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