金井東裏遺跡の甲、かぶと初公開 古墳王国展6日まで県庁

上毛新聞
2017年3月3日

甲(よろい)を着た古墳時代の人骨が出土した金井東裏遺跡(渋川市)に焦点を当てた古墳王国展(県教委、県埋蔵文化財調査事業団主催)が28日、県庁で始まった。初公開の甲とかぶとを含む出土品107点を展示している=写真。6日まで。
展示している甲は、甲を着た人骨の1メートルほど西側で見つかった。小型の鉄の板を組み合わせた小札(こざね)甲と呼ばれる形式。かぶとは頭骨の下から発見された。いずれも2012~13年に出土し、これまで保存処理作業をしていた。
古墳時代の地域首長の政治拠点とみられる遺構が見つかった、同遺跡に隣接する金井下新田遺跡(同市)の調査成果をまとめたパネルも見ることができる。
入場無料。問い合わせは同事業団(☎0279・52・2513)へ。

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