あめ色つややか、コイの甘煮作り 行方

茨城新聞
2017年2月28日
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国内有数のコイの養殖産地である霞ケ浦、北浦周辺で、郷土料理の「コイの甘煮」作りが本格化、両湖岸の水産加工業者の作業場からは、食欲をそそる甘辛い香りが漂っている。

コイの養殖から加工まで手掛ける行方市宇崎の「山源」では多くの注文を受け、大鍋での甘煮作りに追われる。輪切りにしたコイを水から煮て、余分な調味料を入れずに白ざらめとしょうゆで味付けするのが山源流だ。作業は家族3人。社長の海老沢武美さん(64)がコイに包丁を入れ、長男の剛義さん(39)が味付け、武美さんの妻の恵子さん(63)がパック詰めする。

コイの甘煮は、地元では正月や冠婚葬祭に昔から食べられてきた料理。見た目もつややかなあめ色で、香りもよく、高タンパクで滋養に富んだ薬膳料理でもある。

「コイは冬から春の寒い時期に卵がいっぱい入り、身も脂が乗っていておいしい」と剛義さん。山源や道の駅たまつくりなどで販売している。

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