観光・産業の振興期待 圏央道県内全通

茨城新聞
2017年2月27日

首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の境古河インターチェンジ(IC)-つくば中央IC間(28・5キロ)が26日午後、開通した。これに伴い圏央道の県内区間70・5キロが全線開通し、成田空港から湘南方面まで1都4県が都心を通らず環状に結ばれた。県内外から県南・県西地域へ移動しやすくなるほか、沿線地域では観光誘客や産業集積への期待が高まっている。

圏央道は都心から半径約40~60キロを弧を描くように走る延長約300キロの環状線。今回で全体の9割が完成し、都心から放射状に延びる東名、中央、関越、東北、常磐、東関東の6本の高速道路が圏央道を通じて結ばれる。

当初、境古河-つくば中央両IC間は2015年度に開通する予定だったが、軟弱地盤の対策工事や関東・東北豪雨の影響で、約1年遅れた。

開通区間は暫定2車線で制限速度は70キロ。この間に坂東ICと常総ICが設けられ、圏央道の県内区間のICは稲敷東から五霞まで計10カ所となる。

全線開通によって圏央道は河内町から五霞町まで県南・県西地域を横断し、つくば市で常磐自動車道と接続するため、県内移動の利便性も向上する。国土交通省常総国道事務所によると、今回の開通で古河-水戸間の所要時間は常磐道経由で約1時間50分となり、一般道利用に比べて約40分短縮される。

県内の観光地は、成田空港を利用する外国人観光客に加え、埼玉県や東京・神奈川以西から県内への誘客も期待される。物流施設を中心に工場立地が好調な沿線地域では、さらなる企業誘致に向けて地元自治体が開発を進めている。

また、同省は今回の開通区間で「高速道路ナンバリング標識」を国内で初めて導入した。分かりやすい道案内を目指し、路線名の脇にアルファベットと数字を組み合わせた路線番号を併記。圏央道は首都高から数えて4番目の環状線として「C4」、常磐道は「E6」となった。同省は今後、ナンバリング標識を全国に広げる。

同日は、常総市新石下の市地域交流センターと同市三坂町の常総ICで、開通式典とセレモニーが開かれ、関係者のほか地権者や地元住民ら延べ約1700人が参加した。

セレモニー後、石井啓一国交相は「物流面では輸送時間の短縮で生産性が向上する。筑波山など関東各地の観光地の連結性が強まり、観光周遊の促進も期待できる」と述べた。

橋本昌知事は式典で「これで県西と県央地域がしっかりつながる。今後は、放射状の交通網から環状型の時代になる」と開通効果に期待を寄せた。 

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