地元の梅で大福、パイ 水戸菓子工業協組 15種類を商品化

茨城新聞
2017年2月24日

水戸市内の菓子製造業者でつくる水戸菓子工業協同組合(桐村幸雄理事長)は、「水戸の梅まつり」に合わせ“水戸産梅”を原料に使った和菓子を販売している。11社で梅あんを包んだ大福やパイ菓子など昨年より4種類多い計15種類を商品化し、市が進める梅の産地化とブランド化を後押しする。

同組合は「水戸梅お菓子プロジェクト」として、水戸産梅を活用した商品化事業を2014年度にスタート。翌年度には、JA水戸の梅生産部会からペーストの供給を受け、各事業者であんやソースに加工し和菓子として仕上げている。

商品は3月31日までの水戸の梅まつり期間を中心に、各店舗で販売。また、3月4、5日に常磐神社で開かれる「全国梅酒まつり」でも提供する。桐村理事長は「各社の商品とも、非常に味わい深い」と太鼓判を押す。

高橋靖市長も「観梅としての観光が有名でも、土産品では他産地の梅を使用してきた。水戸産梅の商品化は、市にとって長年の悲願。新たな魅力の発信として、大きな力になる」と期待を込める。

ただ、安定した供給量の確保には、もうしばらく時間を要しそうだ。今年、同組合がJA水戸から供給を受けた原料のペーストは約800キロ。前年に比べ約2・5倍に増えた。それでも、亀印製菓(同市見川町)の林太一社長は「原料としては、まだ足りない」と注文をつける。

水戸産梅は市が「水戸の梅産地づくり事業」として、12年度からJA水戸や県などと連携して取り組み、本年度は1・8トンを収穫した。21年度には年間収量を30トンまで引き上げる計画だが、「収量が増えてくるのはあと2年くらいかかる」(市農業技術センター)見通しだ。

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