落ち葉の中、春を待つ僧 大田原でザゼンソウ開花

下野新聞
2017年2月6日

 大田原市北金丸の市指定天然記念物ザゼンソウ群生地で、落ち葉の中から十数株のザゼンソウが顔をのぞかせ、一帯に春の訪れを告げている。

 住民有志でつくる「北金丸ザゼン草を守る会」などが管理。約2600平方メートルの雑木林に湧水をためて湿地とし、木道も整備するなど生育環境を整えている。ザゼンソウの名は、高さ10~20センチの仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた花が、座禅を組む僧の姿に見えることに由来する。

 1日から一般公開され、3月上旬にかけて見頃を迎える。5日に夫婦で訪れた同市大豆田、無職米沢英則(よねざわひでのり)さん(67)は「昨年の立春過ぎよりも花が多く、近づく春を感じられた」と目を細めていた。同会の戸村一之(とむらかずゆき)会長(70)は「乾燥気味だが、今後の降雨に期待し350株の開花を目指す」と話している。

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