来年のお年賀はこれ!

上毛新聞
2016年12月30日

もうすぐお正月。「お年賀の手土産は何にしようか」と迷っている人も少なくないのでは。そんなときは地域の名店をのぞいてみよう。おいしくて、相手にも喜ばれる個性的な商品が見つかるはずだ。

【前橋・伊勢崎】

◆絹衣(9~19時、月曜のみ17時まで、伊勢崎市・菓匠松露庵☎0270・25・0160)140円、1月1日休み
こしあんを求肥の皮で包み、丸最中種で挟んで粉糖をあしらった菓子=写真。今上天皇がお買い上げになった菓子で同店の看板商品。糸車の形を模しており、「織物の街・伊勢崎」の銘菓として親しまれている。創業は1900年、4代目店主が昔ながらの味を守り続けている。
◆前橋本店限定3本セット(10~18時、前橋市・職人醤油前橋本店☎027・225・0012)1290円、月曜・1月1~3日休み
全国43蔵83種のしょうゆを100ミリリットルサイズで紹介。どの銘柄でも好みの物を選べる。1月末まで限定販売している「やきもち醤油」(628円)は、上品な甘さが特徴の砂糖じょうゆで、焼き餅に欠かせない存在。だるまに「御年賀」の文字を入れた年賀用特別ラッピングは手土産にぴったり。
【高 崎】

◆カフェチョコ(9時半~19時、大和屋高崎本店☎027・362・5911)105グラム入り334円
木炭焙煎コーヒーを独自製法で練り込んだ一口サイズのチョコレート。チョコレートとコーヒーのほろ苦さが絶妙で、ブラックコーヒーのお供にピッタリ。糖衣コーティングしてあるため常温でも溶けにくく、お土産に向いている。カフェチョコと新春コーヒードリップパックのセットは999円。
◆栗納糖・甘納豆詰め合わせ(10~18時、一文字屋☎027・322・3024)個装324円から、日曜休み
時間と手間をかけ、しっとりと蜜を含ませた甘納豆は、全国菓子大博覧会で2回、名誉総裁賞を受賞している。小豆、青えんどう豆、栗納糖、芋納糖、みかん糖、生姜糖など種類も豊富で、風味豊かなやさしい甘さ。栗納糖入り(3240円)など、詰め合わせは内容により1080~5400円。
【西北毛】

◆片品村のはなまめ甘納豆(10~20時、29日~1月4日は21時まで、片品村・花の駅片品花咲の湯☎0278・20・7111)5袋入り1080円、第2・4水曜休館(臨時休館あり)
高原花豆の栽培に適した同村で生産・加工し、安全と質の高さを認定した「尾瀬ブランド」の一つ。すべて地元産の無添加甘納豆。昼夜の寒暖の差が大きいため、豆はふっくらと大きく、まろやかな風味が人気。同村の「かたしなや」などでも販売している。
◆まゆこもり(10~19時、富岡市・田島屋☎0274・62・1134)20個入り1080円など、1月1日・水曜定休(28日・1月4日は営業)
精製したくず粉を使って繭をかたどったくず湯は、1892年創業の老舗和菓子店の看板商品。熱湯に溶かすと豊かな味わいが広がる。血行をよくする効果が期待でき、寒い季節に最適。プレーンのほか、桑の葉やショウガ、シルク入りなどがあり、艶やかなパッケージは小物入れとして楽しめる。60個入りは3240円。
【東 毛】

◆招き猫もなか(9時半~19時、館林市・和菓子さのや☎0276・72・1070)8個入り1030円など、月曜・1月1~3日休み
おなかに小判を抱え、左手で手招きするあいきょうのある姿が人気。北海道産特選小豆のつぶしあんを入れた「白」、インゲン豆の一種・オオテボウを使用した白あんの「こがし」の2種類。甘さは控えめ、小ぶりで食べやすい。祝い事や年賀用にお薦めだ。
◆帯羊羹(9~18時半、桐生市・和菓子処舟定☎0277・44・5475)1077円、2本入り2324円など、不定休・1月1日休み
織都桐生を象徴するような優雅な金襴を外装に巻いた円筒形のようかん。味は栗、小倉、抹茶の3種。金襴は約80種類。簡単に取り外せるようになっており、収集している人、和小物や木目込み人形の材料に利用している人も多い。

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