「苦労知らずの年に」 巨大フクロウすす払い 那珂川

下野新聞
2016年12月13日

 【那珂川】フクロウ神社で知られる矢又の鷲子山上(とりのこさんしょう)神社で12日、年末恒例の巨大フクロウ像のすす払いが行われた。

 フクロウは「不苦労」の文字が当てられるため、幸運を呼ぶ鳥とされる。境内には高さ約7メートルの大フクロウ像はじめ、石彫など約200体のフクロウ像があり、御利益を求め参拝者が県内外から大勢訪れる。

 この日、長倉樹(ながくらたてる)宮司(67)や氏子ら約20人が巨大フクロウ像のすすを払った。その後、金運や開運の御利益があるとされる「不苦労御柱」や社殿のほこりを落とし、新年を迎える準備をした。

 長倉宮司は「来年は酉(とり)年。鳥を祭る神社だけに、皆さんが“苦労”知らずの幸せな年になってもらえれば」と願っていた。

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