さしま茶使用のご当地スイーツ 坂東市観光交流センター

茨城新聞
2016年11月22日

坂東市観光交流センター「秀緑(しゅうろく)」(同市岩井)は23日、地元の素材を生かしたご当地スイーツを発売する。商品は、どら焼き「cha cha cha」とアイスキャンデー「秀緑バー」、「アイスクリーム秀緑」。23日の秀緑の本オープンに合わせ、いずれも地元業者と協力して開発された。同センターの販売する目玉商品の一つとして大きな期待が集まる。

どら焼きは地元産の小麦と卵を使った生地に、さしま茶を練り込んだ生クリームが挟まれている。茶は3種がブレンドされ、商品名に反映された。1個250円。アイスキャンデーは、くず粉を使った「溶けないアイスキャンデー」で、さしま茶を用いた抹茶大納言、栗小倉、みかんの3種が用意された。1本180円。アイスクリームはさしま茶が使われ、甘みを抑えた高級感のある仕上がり。1個300円。

どら焼きとアイスキャンデーは和菓子工房「きくや」(同市岩井)が製造、アイスクリームは製茶販売「お茶の根本園」(同市生子)が協力し開発された。

どら焼きについて「きくや」の木村健一社長(47)は「口溶けが良いように工夫した。クリームの渋みと生地の甘みが絶妙。冷凍で販売されるが、冷たい状態でも、常温に戻してもおいしく食べられる」とアピールした。

秀緑は、吹きガラスや陶芸、木工の体験工房、飲食コーナーや多目的ホールなどを備えた第三セクターの観光施設。蔵を改装し、本オープンに向け、最終準備が進められている。秀緑の広井正一社長(69)は「吹きガラスを体験すると熱いので、まず冷たいものを食べてもらおうと考案した。いずれもここでしか買えない商品。多くの人に楽しんでいただきたい」と話した。問い合わせは秀緑(電)0297(35)0002

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