《土木遺産の路線 わ鉄を巡る(16)古路瀬渓谷》沿線屈指 紅葉の名所

上毛新聞
2016年11月21日

渡良瀬川の古路瀬(こじせ)渓谷は、わたらせ渓谷鉄道本宿―水沼間にあり、沿線でも屈指の紅葉の名所として知られる。この時季、両岸の木々は赤や黄に染まり、車窓の光景を彩っている。
渓谷両岸の斜面に帯を広げたように、色づいた木々が続き、列車は右岸の紅葉の中を走り抜けていく。通過した列車には、前方の窓から景色を楽しむ親子の姿が見えた。
ヤツデモミジが多く、冷え込みが厳しくなるにつれ赤みを増していく。渓谷沿いで電器店を営む細谷定男さん(82)=桐生市黒保根町宿廻=は「赤の色が他とは比べものにならない」と、自慢の名所を語る。
細谷さんによると、例年11月半ばから末までが見頃。特にヤツデモミジは下旬にかけて色が濃くなるという。

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