深沢さん「佐竹力」発信 常陸太田 みこし制作、練り歩く

茨城新聞
2016年11月13日
161113kenpoku

県北芸術祭参加アーティストの深沢孝史さんが、佐竹氏をテーマに地域住民と一体となって展開するプロジェクトのメインイベント「常陸佐竹祭」が12日、常陸太田市鯨ケ丘地区で開かれた。

深沢さんは佐竹氏の歴史を独自の視点で掘り起こし、現代に息づく「佐竹力」を発信しようと、常陸太田市西二町の市郷土資料館「梅津会館」に想像上の自治体「常陸佐竹市」の市役所を開庁し、ゆかりの品などを展示。住民とともに市章や市の公式キャラクターなどを作り上げてきた。

イベントはこれまでの活動の集大成として実施。同会館前で、市立太田進徳幼稚園の園児たちが深沢さんと制作した段ボールのみこしに魂を込める神事を行い、佐竹氏代々の祈願所だった若宮八幡宮(同市宮本町)へ出発。みこしを担いだ住民らが「わっしょい」と声を掛けながら、商店街を練り歩いた。

同宮では和田忠彦宮司が祝詞を奏上し、集まった氏子らが玉串奉奠(ほうてん)。厳かな儀式に続き、奉納コンサートとして県立佐竹高吹奏楽部の演奏や、住民の言葉を集めて作詞した「常陸佐竹市」の市歌などが披露された。

深沢さんは「『佐竹力』はこの土地の人がここで生きてきた力。どうやって生きてきたかを見つめながら、未来につなぐことが大事」と話した。

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