歴史の街 着物で散策 結城でイベント

茨城新聞
2016年11月13日

結城市の歴史的な街並みを結城紬(つむぎ)などの着物姿で散策するイベント「きものday結城」が12日、市北部市街地で開幕した。着物愛好家や家族連れが色とりどりの着物を身に着け、街歩きを満喫した。13日まで。

イベントには2日間で約520人が事前に申し込んだほか、当日参加の人たちが、見世蔵や酒蔵など伝統的建築物が並ぶ街並みをゆっくりと歩いた。

各店舗では、反物や帯をはじめ、着物の生地を使った小物を展示販売しているほか、小物作りの体験講座などを開催。同市国府町の市民情報センターでは、音楽ライブのほか、結城紬の反物が当たる抽選会も開かれ、にぎわった。

栃木県小山市の公務員、小島有香さん(30)は「人力車にも乗り、違った景色を楽しめた」と笑顔。宇都宮市の着付け師、赤羽郁枝さん(35)は「毎年趣向を凝らしたイベントで、普段見られない結城を見ることができた」と話した。

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