土木遺産の路線 わ鉄を巡る(12)第2渡良瀬川橋梁》日米の技術伝える

上毛新聞
2016年11月13日

第2渡良瀬川橋梁(きょうりょう)は、わたらせ渓谷鉄道の原向―通洞間の渡良瀬川に架かる。米国製の鋼材を用い国内で造った、日米の橋梁技術を伝える貴重な橋として知られる。
足尾鉄道時代の1912(大正元)年に架けられた。細長い部材を三角形に組むトラス構造が二つ連なる。銘板から、前年に東京石川島造船所(現IHI)で造られたことが分かる。
鋼材の交点をピンで接合する「ピントラス橋」で、今はあまり見られない設計だという。国鉄足尾線時代から携わり、現在はわ鉄工務課長の小林忠一さん(70)は「(県内と栃木、埼玉両県の一部を含む)JR高崎支社管内では他にない」と話す。
小林さんはこの橋の塗り替えを3回担当した。国鉄の灰色、JRの緑、現在は青。時代と共にお色直しする橋を見守ってきた。

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