道の駅ましこオープン 県内24カ所目、展示企画第1弾は染織作品展

下野新聞
2016年10月16日

 【益子】県内24カ所目の道の駅となる「道の駅ましこ」が15日、長堤の県道西小塙真岡線沿いにオープンし、多くの来場者でにぎわった。

 完成式典には、福田富一(ふくだとみかず)知事や本県選出国会議員、県内市町長ら来賓、関係者計約150人が出席した。運営主体となる第三セクター「株式会社ましこカンパニー」の社長を務める大塚朋之(おおつかともゆき)町長は「道の駅ファン、益子ファンを増やし、『農と食』と『観光』を必ず益子の地場産業に育てていく」とあいさつ。福田知事は「道の駅もてぎのゆず塩ラーメンのように、益子からも日本一を数多く生み出してもらいたい」と祝辞を述べた。

 正午に施設が一般開放されると、待ちわびた多くの観光客らが入場。新鮮な農産物や加工食品、「手仕事の町」ならではの工芸品などを買い求めた。両親と訪れた東京都世田谷区、検査技師松村悠衣(まつむらゆい)さん(22)は「農産物などを買いに来た。すごい人でびっくり」と目を丸くし、夢中で品定めしていた。

 同道の駅は、企画展示や体験教室といった交流プログラムが充実しているのも特徴。展示エリアでは来年1月31日まで、企画第1弾として「日下田藍染め工房」(城内坂)の染織作品を中心に展示する「益子で紡ぐ暮らし」を実施している。

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