SLとコスモスの共演 新名所目指し住民が企画 真岡

下野新聞
2016年10月9日

 【真岡】桜並木と菜の花の間を真岡鉄道のSLが駆け抜ける東郷の春の観光名所「桜・菜の花街道」(通称)で、地域住民らがまいた10万本のコスモスが色づき始めた。市観光協会によると、来週末には見頃を迎えるという。

 同街道は、北真岡駅から観光施設「真岡りす村ふれあいの里」付近までの約800メートル。近隣の住民組織「みや通り街なみ協議会」が、「秋は『コスモス街道』として誘客につなげたい」と初めて企画した。

 市内で多くのイベントが開催される9日前後に見頃を迎えるよう種をまいたが、9月から続く長雨の影響で開花が遅れ、8日現在で五、六分咲き。それでも力強く疾走するSLと、かれんなコスモスとの共演が、新名所誕生を予感させている。

 同街道を巡っては、鉄道ファンらのマナーがクローズアップされているが、同鉄道によると現在、危険行為や迷惑行為などは確認されていないという。

 同協会は「周辺には駐車場がないので、真岡駅そばのSLキューロク館駐車場などに車を止めて、真岡線に乗って移動してほしい。誰もが安全に楽しめるよう、脚立などは持ち込まないで」と呼び掛けている。

(問)同協会0285・82・2012。

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