県自然博物館で企画展 外来生物の生態紹介

茨城新聞
2016年10月10日
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海外から人為的に導入され野生化したアライグマやアメリカザリガニ、ウシガエルなどの「外来生物」に焦点を当てた企画展「外(よそ)から来た生き物たち~Youはどうして日本へ?」が、坂東市の県自然博物館で開かれている。外来種を哺乳類、鳥類、爬虫(はちゅう)・両生類、魚類、昆虫類、昆虫以外の無脊椎動物、植物に大きく分類。野生化の現状と生態、環境問題と対策などが、剥製や標本、4こま漫画を使った解説パネルなど千点以上の展示物を通し、分かりやすく紹介している。身近に生息する外来生物を数多く取り上げ、子どもたちの大きな話題を集めそうだ。

日本の野外に生息する外来生物は、知られているだけで2千種を超えるという。導入のきっかけは食用やペット目的だったり、意図的ではなく人や物資の移動に伴うものなどさまざま。県内でも外来生物により農業や漁業が被害を受けたり、在来の生物多様性が破壊されるなど、問題が起きている。

会場には、野生化したアライグマのビデオ映像とともに剥製を展示し、野菜や果物などの農作物の被害状況や2015年度だけで約250匹のアライグマが捕獲されている県内の実情を詳しく説明している。

近年、霞ケ浦で繁殖している北米原産のナマズ「チャンネルキャットフィシュ」については、鋭いトゲを持つ稚魚に、ワカサギ漁の漁師が手を焼いている問題を取り上げている。利根川に生息する中国原産の大型淡水魚、ソウギョやハクレンの巨大な&剥製も大きな見どころだ。

企画展チーフの同館主任学芸主事、中川裕喜さん(39)は「ペットは最後まで責任を持って飼う必要があることを、子どもたちが再認識するきっかけになれば」と話している。

会期は2017年1月29日まで。問い合わせは同館(電)0297(38)2000

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