高崎市タワー美術館15周年 アンケートで人気の48点 日本画の魅力

上毛新聞
2016年10月5日

ㅤ11月に開館15周年を迎える高崎市タワー美術館(高崎市栄町)で、来館者アンケートを集計した「人気作品トップ30」の計48点を展示する企画展「タワー美術館ランキング」が開かれている。同館収蔵、寄託の人気作が一堂に並び“タワー美”の魅力を存分に味わえる展示となっている。
ㅤ1位「夢殿の枝垂桜」と3位「瀧桜」は、“桜の画家”と呼ばれる中島千波さん(1945年~)の初期の代表作だ。びょうぶに描かれたサクラの古木は、まるでそこに生えているかのような臨場感を感じさせる。
ㅤ2位は東山魁夷(かいい)さん(1908~99年)の「暁雲(ぎょううん)」。華やかな1、3位と比べると、しっとりとした落ち着きのある作品。一見すると水墨画のようにも見えるが、岩絵の具の青緑色を焼いて墨の色を表現。水墨画の技法を取り入れた初期の作品といわれる。隣に展示している7位の「樹氷」の鮮やかな青と見比べるのも面白い。
ㅤ28位の岩沢重夫さん(1927~2009年)の「燦(さん)」は、他の作品とは違う印象を与える。一般的な日本画とは異なるイメージの作品は、淡い色合いと繊細なタッチが印象派を思わせる。
ㅤ巨匠、横山大観から現代若手作家の神戸智行さんまで網羅した展示からは、日本画の技術、流行の変遷をうかがうこともできる。
ㅤ10月30日まで来場者らが投票する「総選挙」を行っており、会期中に会場とホームページで結果を発表する。同館学芸員の小倉絵里子さんは「人気作がそろい、普段より来館者も多い。お気に入りを見つけ投票してほしい」と来館を呼び掛けている。
ㅤ11月6日まで。月曜休館。一般500円、問い合わせは同館(027・330・3773)へ

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