「噴火」「発掘」楽しむ弁当発売

茨城新聞
2016年9月1日

日本ジオパークに認定される県北ジオパークのご当地弁当として開発された「ジオ丼」が1日発売されるのを前に、関係者らが31日、県庁に橋本昌知事を表敬訪問。「5億年前の世界」をイメージし、県産食材で火山や地層などをかたどった新商品をPRした。

ジオ丼は、ジオフーズ(日立市)の宮沢孝子さんが開発し、昨年度の県北ビジネスプランコンペティションで優秀賞を受賞した。

加熱式容器を使用し、ひもを引いて「噴火」させて食べる。ふたを開けると、紅しょうがの噴火口からサツマイモの溶岩やシラスの石炭、鶏の黒ゴマ唐揚げの御影石が転がり、ご飯も新生代、中生代、古生代の3層構造となる。食べ進めると、アンモナイトの化石に見立てたアサリなどの「発掘」が楽しめる。

食材には漢方薬にもなる野草「スベリヒユ」も用いた。

宮沢さんは「噴火や発掘を体験できる『オンリーワン』の弁当」とアピール。試食した橋本知事は「企画が面白い。県北ジオパークを広めるきっかけになれば」と期待した。

ジオ丼は、ジオツアーなどで提供するほか、当面はジオフーズと製造元のお弁当の万年屋(大洗町)で受注販売する。 

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