自作の俳句や観音像 27日の高崎万灯会 親子が灯籠に描く

上毛新聞
2016年8月22日

ㅤ白衣大観音のある慈眼院(高崎市石原町)周辺で27日に開かれる「高崎観音山万灯会(まんどうえ)」に向け、会場に飾る灯籠を作るイベントが20日、慈眼院で開かれた。市内外の小学生や保護者ら約30人が、観音様への思いを込めた灯籠を作った。
ㅤ学校教員でつくる「TOSS群馬教師力向上学校」(赤石賢司代表)が主催する西毛子ども教室の一環。観音像が建立80周年、万灯会が第20回の節目を迎えるのを機に観音様について学び、地元愛を育む機会にしようと、初めて企画した。
参加者は高崎観光ガイドの会の案内で境内を見学した後、灯籠作りに挑戦。観音像の大きさや優しいまなざしを詠んだ自作の俳句を灯籠に書き込み、観音像やだるま、ぐんまちゃんなどを描いた。当日は、水につけると点灯するライトを中に入れ、会場に飾る。
ㅤ高崎佐野小5年の手島朋佳さん(10)は「観音様のことをよく知ることができた。たくさんの人に灯籠を見てもらえたらうれしい」と笑顔。一緒に参加した母親の理香さん(47)は「毎日見ている観音様だが、いろいろなことを知って見る目が変わりそう」と話していた。
ㅤ橋爪良真住職(59)は「子どもたちにも観音様に親しんでほしい。万灯会がそのきっかけになればと思う」と話した。

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