“ガルパン定食”再現 大洗マリンタワーに公式カフェ

茨城新聞
2015年3月21日

大洗町が舞台のアニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」の公式カフェが21日、同町港中央の大洗マリンタワー2階にオープンする。アニメに登場するサバのみそ煮定食や町特産の食材を生かしたメニューが売りだ。東日本大震災の影響で閉店した展望カフェを改装した同店は、復興途上にある町の新たな観光名所として期待される。室賀将太店長(22)は「ガルパンファンだけでなく、多くの人に楽しんでもらえる店にしたい」と力を込める。

ガルパンは、「戦車道」という架空の武道に挑む「県立大洗女子学園」の生徒たちの物語。同町の商店街や観光名所を再現した街並みが登場する。
カフェの店名は「ガルパン喫茶 Panzer vor(パンツァー・フォー)」。店名の「パンツァー・フォー」は登場人物の掛け声で、ドイツ語で「戦車前進」の意味だ。
カフェは地上約50メートルの高さにあり、客席から太平洋を一望できる。町から委託を受けた大洗ターミナル(同町港中央)が運営し、町内の日本語学校に通うネパール人女性7人がウエートレスとして迷彩服姿で働く。店内は戦車の砲身を模した内装などが目を引く。
メニューに並ぶのは同学園の学生食堂の一品を再現した「大洗学食のサバ煮定食」(税抜き850円)や、同町で毎年行われるスポーツフィッシング大会で捕れたクロカジキを使用した「カジキドッグ」(同千円)など5品。今後、メニューは増える予定だ。
町商工観光課によると、海岸沿いに立つマリンタワーは震災の津波で1階部分が浸水する被害を受けた。2階にあった展望カフェ「スカイカフェ シーガル」は震災直後からしばらく休業となり、そのまま閉店に追い込まれた。
15日の内覧会で、ガルパンの声優を務める中上育実さんは「4年ぶりに再開したマリンタワーのカフェにたくさん人が集まってくれればうれしい。メニューはどれもおいしく、全部食べてほしいくらい」と来店を呼び掛けた。
室賀店長は、ガルパンをきっかけに千葉県袖ケ浦市から町に移住した根っからのガルパンファン。「自分も楽しみながら店を続けていきたい」と意気込みを語った。(小野寺晋平)

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