懐かしの券売機展示  下妻の常総線騰波ノ江駅

茨城新聞
2016年7月22日

関東鉄道ファンで結成する「関鉄レールファンCLUB(クラブ)」(十文字義之会長)が運営する下妻市若柳甲の常総線騰波ノ江駅内にある「とばのえステーションギャラリー」に、1980年代を中心に活躍したボタン式の自動券売機が展示され、訪れる人の目を引いている。隣の黒子駅でかつて使われていた機械を十文字会長が関鉄に依頼して保管しておいてもらったもので、メンバーらとともに運び入れた。十文字会長は「鉄道遺品として価値があり、昔は切符がこうして買われていたことを知ってもらえれば」と話す。

関鉄ファンCLUBが結成されたのは2001年。常総線と竜ケ崎線で活性化などに取り組み、騰波ノ江駅が改築された08年には駅舎内にギャラリーを開設。鉄道模型を走らせるなど独自の活動を展開、毎月第3土曜と日曜日に無料開放している。

16日に運び入れた自動券売機は1974年に製作され、黒子駅で長く使用。同駅が改築された2003年に処分されるところを十文字会長が関鉄に依頼し、旧黒子駅舎内に保管してもらった。

券売機は硬貨専用で、運賃に適応してボタンが点灯する。初乗り110円から830円まで設定され、大人用の下に子ども用運賃のボタンもある。十文字会長は「券売機は駅業務の省力化の基礎となった。こうしたボタン式の券売機が残っていたこと自体が奇跡に近い。ほとんど残っていないのでは」と言う。

「電子マネーが主流の若い世代に鉄道の歴史に触れ、理解を深めてもらいたい」との思いから、同ギャラリー入り口に置くことを決めた。16、17日には多くの人がギャラリーを訪れ、懐かしそうに券売機を眺める年配者の姿も見られた。

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