「川上澄生が描いた栃木」紹介 県内各地の懐かしい風景並ぶ 鹿沼

下野新聞
2016年7月12日

 【鹿沼】川上澄生(かわかみすみお)が栃木を描いた木版画などを集めた企画展「川上澄生が描いた栃木-『下野国』の住人として-」が、睦町の川上澄生(かわかみすみお)美術館で開かれている。

 県内にかつて存在し今では見られない建物や、自然風景を題材とした木版画を展示しているほか、鹿沼を描いた作品が掲載されている資料を初公開している。同館の臼井佐知子(うすいさちこ)学芸員は「作品を通して懐かしく思い、楽しんでいただければ」と来場を呼び掛けている。

 川上は1921年に宇都宮中(現宇都宮高)に赴任してから約50年間を宇都宮市で過ごし、県内各地を題材にした木版画を制作してきた。同展は「澄生が見た宇都宮」と「風景下野国」の2章構成で、木版画や焼き絵など86点と、スケッチや版木など10点を出展している。

 「澄生が見た宇都宮」は宇都宮の洋風建築や宇都宮中時代の野球大会、旧市庁舎など、大正末期から戦前・戦後に描かれた作品を紹介。時代の移り変わりを感じることができる。「風景下野国」では、初公開となる鹿沼の風景を題材にした資料が見どころ。

 9月25日まで。一般300円、大学・高校生200円、中・小学生100円。午前9時~午後5時。休館日は月曜(18日、9月19日は除く)と祝日の翌日。(問)同館0289・62・8272。

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